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Welcom to Essay by Dan !
2005年を素晴らしく、かつ
有意義にしたいと祈念いたします。
Hubble撮影のフォトン・ベルト実写画像です。
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●9月27日(火曜日)
「金 運」
お金との巡り合わせのことを言うが、金運の良い人は、大体に於いて、その他も良い運勢を運んで来る。
この話は、畑仲間で、籾殻を貰ったり藁を分けて貰ったりと、いつもお世話になっている専業農家の木村氏から、昨日聞いた話である。
話の主人公の中道氏は、門真で農業をされていたが、その土地の大半が、今から40年前のこと、あの松下電器の工場用地として買い上げられたのだという。当時のお金で5000万円、今の金で10億円だ。
ところで、話は変わるが、夫婦仲の悪い組み合わせは、夫が何かをしたいと言うと、必ず妻が反対をして足を引っ張って止めさせる。またその逆に、妻がああしたい、こうしたいと提案すると、夫も「あほなこと、止めとけ。お前に出来るわけがあらへん」と難癖を付けて、意地になって止めさせる。そして百々の詰まり、夫婦ケンカが起きる。
だが、仲の良い夫婦は全てが逆で、夫が何かをしたいと言うと「お父さん、それいいよ、絶対成功するからやればいいよ。私も応援するし、手伝うわ」とくる。だから夫は、寧ろ勇気百倍となり、スムーズに事が進んでいくし、成功する確率も高くなる。妻が何かをしたいと言う場合もこうだ。「いいじやない、そのアイディアは抜群だよ。僕も応援するから、是非やろうよ。君なら絶対失敗しないと思うが、もし失敗ても、また次のをすればいいジャン」となる。だから、益々夫婦仲も良くなり、当然金運も釣られて付いてくる。中道氏の場合もそうだったという。
彼は、根が専業農家だから、事業を興すとか、また何かに投資するとか、その資金で株をやるとかマンションを建てるとかには、全く関心が無かった。ただひたすら農業をする土地に執着があったという。だから、近江平野なら広いし価格も安いしと、ここに目を付けて、800反もの田圃を買い占めたというのだ。買う場所が無くなったら、河川敷の中に作られていた田圃も買収した。無論のこと、奥さんも大賛成で夫の後押しをした。河川敷の田に目を付けたのは、奥さんのアイディアだったという。
そして、この地域では一番の米造り農家としてのし上がり、自分専用のカントリーエレベーターも持っている。だから待ち時間無しで玄米の生産が出来る。米は国が保証をしており、お金と同じだから、一反で大体、コンスタントに祖利15〜20万円となる。だから、ざっとした計算でも年収が、1億4、5千万円となる。加えて、田の資産価値が現在で、この辺りでは、一反(300坪)が約800万円だから、800反全部で64億円だ。また、河川敷の田は、河川工事で堤防を増強することとなり、国が全てを無税で買い上げてくれたから、5億円のボロ儲けになったというのだ。つまり元の金5000万円が、約70億円、即ち140倍にと大化けしたのだ。
これを金運が良いと言わずして、何と言う。欲を出さずに、地道に農業を選択したのが良かったのか、或いはホントに先見性があったのか分からないが。まさしく大成功物語である。
ここのエッセイの7番に書いた引っ越し御殿の1億円や2億円どころではない、桁違いの金運話である。諸君、何を於いても、せめて夫婦仲をこそ良くしたいものだ。浪曲・壺阪霊験記にある有名な一節、「妻は夫を労りつ、夫は妻を慕いつつ」の沢一とお里の世界が手本。妻は、夫を誉め、立ててあげれば文句を言わず自信を持ちガンガン働く。夫は妻を愛し、褒め称えれば全ては丸く収まり、仕事も家庭も順調になる。この原理原則をこそ、実行したい。さすれば、自ずと、良い金運が転がり込んでくるという。
了 ◆
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日記風エッセイ(28)
